倉本

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  • 2014/06/18
  • シャープは18日、中小型液晶の供給先として中国のスマートフォンメーカー13社と協議していることを明らかにした。 方志教和専務が大阪市内で記者団に述べた。 同社は、米アップル向けの液晶出荷の依存度を下げるため、中国のスマホメーカーとの取引を拡大している。 現在、中国スマホメーカー7社と取引中。これを含めて13社と追加の液晶供給について協議しており、今期中に「ほとんどの会社への出荷が期待できる」とした。 亀山第2工場(三重県亀山市)の中小型液晶比率は、7─9月期に50%にする計画。1─3月は28%にとどまったが、足元で40%まで高まっており、50%に向けて順調に進んでいるという。 同社の独自技術であるIGZOは、亀山第2工場で製造。協議中の中国スマホメーカー13社のうち、半分以上がIGZO液晶の出荷になる見込みという。
  •  一方で、IGZOを上回る最先端の精細度を持つLTPS液晶は三重第3工場(三重県多気町)で製造。フルハイビジョン(FHD)の1.7倍の解像度を持つ超高精細のWQHD(2560×1440画素)の製造を6月から開始し、7月から数社に出荷を始める計画という。